こんにちは、福(ふく)です。

こちらの記事は屋久島旅行記②から続いています。

2023年5月25日
念願の縄文杉を見に行きます!
縄文杉まではこんなルートでした。
時間 | 移動 |
---|---|
04:10 ホテルロビー ↓ 04:50 屋久杉自然館 | 車 (ガイドさん運転) |
05:20 屋久杉自然館 ↓ 05:55 荒川登山口 | 荒川登山口バス |
06:10 荒川登山口 ↓ 08:45 仁王杉 ↓ 09:15 トイレ休憩 | トレッキング (トロッコ道) |
09:25 トイレ休憩 ↓ 09:50 ウィルソン株 ↓ 11:40 夫婦杉 ↓ 12:10 縄文杉 | トレッキング (登山道) |
憧れの縄文杉が見られるという期待と、すんごく辛かったらどうしようという不安がありました。
あと、借りた靴が合わなくて靴擦れしたらどうしよう、とか。
そんな気持ちが入りまじりつつの出発です。
ホテルロビー集合
4:10が集合時間、早い~。
昨日借りたリュックを持ち、借りた靴を履きロビーに向かうと、既にガイドさんがいらっしゃいました。
同じホテルからの参加のご夫婦1組と一緒に出発。
他のホテルに宿泊してる方達をピックアップしながら屋久杉自然館に向かいます。
4:50時頃屋久杉自然館に到着しました。
荒川登山口までのバスが来る間に朝食のお弁当をいただきます。

いくつかベンチがあるので各自お弁当を食べました。(ホテルの朝食を弁当に変更)

お弁当を食べた後、5:20発の荒川登山口バスに乗車し、5:55頃荒川登山口に到着です。
※荒川登山口までは車両規制がされているので、基本的にこの荒川登山バスでしか行くことができません。

こちらでトイレや準備をを済ませて出発します。
一緒にトレッキングに行くのは、私の他夫婦2組、一人参加の男の子、ガイドさん1名、計7名になります。
いざ出発!

トレッキング(トロッコ道)
縄文杉までのトレッキング、まずはこのようなトロッコ道が続きます。

道自体は平坦で、周りの景色を眺めながら歩きます。
緑がたくさん〜


歩いているといろんな植物や鳥がいたりして、ガイドさんが説明してくれました。
屋久島は本当に苔がきれいで、大ミズゴケ、ジャゴケ、モウセンゴケなどたくさん見ることができます。

安房川をまたぐ小谷橋を通ります。

下はこんな感じです。大きな石がたくさん!

なんてきれいな景色なんだ。

途中、昔の学校跡地もありました。

小杉谷小中学校跡地
屋久杉搬出が盛んだった1960年頃は、小杉谷集落には540人程が住んでいて、郵便局や商店などもあったそうです。
子どもたちはこの跡地にあった学校へトロッコで登校し、トロッコは買い物にも使われ、ふもとと往来のための生活に欠かせない乗り物だったと。
しかし、国内の木材需要低迷などで1970年に集落は姿を消し、学校も廃校になったようです。
そういえば、縄文杉登山は飲み物に困りません。

登山道にはところどころにこのような天然水の水場があります。
私は水筒を持って行って水場で補給していました。


冷たくておいしいお水。自然はすごいなぁ。

道中もこんな大きな杉。

杉の切り株などがあり、圧倒される景色が続きます。

鳥もたくさんいて、ガイドさんが説明してくれました。
写真には撮れず残念。
登山口入ってすぐにうぐいす、その後コマドリ、ミソサザイ。
私うぐいすはわかりましたが他は全く。(うぐいすは「ホーホケキョ」でわかりました)
ガイドさんは鳴き声で何の鳥かわかるみたい、さすがです。
そんなこんなで、こちらのトイレ休憩場にきました。

ここから先は登山道になります。
ここまで約3時間、私全く疲れておりません。(!)
道中はトイレ休憩等、ガイドさんがみんなに合わせて休憩を入れてくれます。
登山道へ
トロッコ道が終わるとこのような登山道になります。

足元が悪く、トレッキングシューズでないと厳しい道のりです。
このあたりから勾配も厳しくなります。
グループはガイドさんについて1列になって歩きます。
晴れて良い天気でしたが、屋久島は「1月に35日雨が降る」と言われるほど、日本で最も雨が降る地域。
道はぬかるんでいたり、水ですべったりするので、「ここはすべります」とか、ガイドさんから後ろの人に伝言ゲームみたいに全員で共有します。
そんな険しい道を越えていくと、ウィルソン株が見えてきます。

おぉ~大きい~~
ウィルソン株は500 年前に切り倒された樹齢 2000 年の屋久杉の残りです。
周囲 13.8 メートルの大きさで、これより大きいのは、縄文杉のみとのこと!
名前になっているイギリスの植物学者ウィルソンさんは屋久島の森の保護を早い時期から提唱し、1914年の調査中にこの切株を見つけたそうです。
ちなみに、このウィルソン株は豊臣秀吉の命で切り倒されたと考えられているそうです!
1586 年、秀吉は島津家との戦いに勝利したあと、功績を記念する寺院に利用するため屋久島の丈夫な木を届けるよう島津家に命じたそうです。
それがこのウィルソン株。すごいです。


ウィルソン株を越えて進んでいくとさらに森は深くなります。

こちらは大王杉。

樹齢は約3000年。
下部に大きな割れ目があり、中は空洞になっています。(昔はこの空洞の中に入ることができたようです!)
縄文杉が知られるまでは、最大の屋久杉だったことから、大王杉と名付けられたそうです。
大王杉を越えるとすぐにこんな看板がありました。

世界自然遺産地域。
さらに進むと夫婦杉があります。

2本の巨木の枝が10mの高さでつながっています。
杉は根元から癒着しているものは多くあるけど、こんなに高い位置でつながっているのは珍しいそうです。
この杉には落葉樹の着生が多く、秋には美しい紅葉を見ることができるようです。
そして念願の縄文杉へ。
縄文杉はデッキから見ます。


登山者の踏圧により根が傷むことがないよう、1996年に展望デッキがつくられたようです。
ガイドさんに上を見るなと言われながら歩きます。(縄文杉見えちゃうから笑)
やっぱり大きかった〜〜


縄文杉は確認されている最大の屋久杉で、1966年に広く知られるようになったそうです。
樹齢は2000年~7200年!
凸凹の激しい幹は江戸時代に利用できない巨木として切り残されたから現在まで残っているみたい。
縄文杉を堪能したら、この後は折り返しのトレッキングです。
次の記事に続きます。
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